2015年5月22日~6月21日
深川番所 東京都江東区常盤1-1-1-2F 03-6666-9862
レセプション 5月22日(金)18:00~20:00
深川番所では2015年5月22日から角田みどりの個展を開催します。ファッションや広告のシーンで活動する彼女が、ライフワークとして撮影を続ける自然への畏敬をテーマにした作品を紹介します。
祖父が亡くなった時、その魂はどこへいくのか不思議だった。祖父の身体は動かなくなってしまったが、魂は生きている気がしていた。ー 魂とはなにか?
祖父の亡骸に祈る人々を見て、不思議さを感じ惹かれていた。ー 祈りとはなにか?
連れていかれた神社や教会で感じた独特で厳かな静謐さ。気持ちの良い、不思議な感覚。これはいったい何だろう、神なのか、神みたいなものなのか。― 神とはなにか?
実態のないものたちに強烈な美を私は感じている。この感覚を写真で表現できないか、再現できないかと奮闘している。そして、それが私の役割だと思っている。
日々この地球から様々なメッセージが送られてくる。それらを受けとり、ありのままの自然や日常の瞬間を撮るようになった。地球にその賛美が伝わればと願いつつ、人々が作品に自分の物語を重ね、心の糧にしてくれればと祈りを込めて作品を創っている。
魂も祈りも神のような何かも、全ては地球から送られてくるメッセージによるものだろうか。私は荘厳な大自然にも、日々のふとしたところにもそれを感じる。どちらにも普遍的な何か、心の灯し火になるような一瞬がある。私はまず光の中にそれを発見した。
角田みどり
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